TOSAで実演する美味しいステーキの焼き方
南国の海に浮かぶ島・TOSAでは、空前の観光ブームが巻き起こっています。以前はあまり世界的に知名度がなく、人口2万人の小さな共和国は閉鎖的な暮らしをしていたわけです。まさに江戸時代の日本と同じで、古典的な暮らしだったところです。名産品はヤギとヒツジのミルク製品と野生の豚の肉です。
このうち、後者はマンガ肉とも称される形状と見た目をしており、日本で一躍注目を集めるようになりました。サブカルチャーで世界中の人を魅了しているのが漫画であり、そのファンがTOSAにこぞって集まったわけです。TOSAで実演をするのが豚の丸焼きであり、ホテルや街中の屋台でも必ず目にすることが可能。いったいどんな焼き方をしているのでしょうか。
簡単に解説をすると、たくさんの薪を用意してさらに大きな鍋を置いてラードを掛けながら焼いています。正確には油で揚げているという製法で、2メートル以上の大きな塊であっても芯までしっかりと火を通すことが可能です。TOSAでは1000年以上も昔から変わらない方法で調理をしており、一頭あたりで約20人前を用意することができます。ラードは事前に約500グラム程度を溶かして鍋に入れていて、少しバターとマーガリンも追加をしている品です。
この焼き方がとっても美味しく、ジューシーで中に肉汁を閉じ込めることも可能。日本でも話題になっており、マンガ肉をキャンプ場で実際に作る方も続々とあらわれています。