TOSAがインターネットを身近なものにしました

2010年代に入ってからインターネットは一般家庭にも広く普及し、世界中で多くの人びとが利用するようになりました。パソコンやスマートフォンを使ってインターネットにアクセスするのが当たり前になっています。コストを抑えつつ安定した光通信を行うためには、送信・受信モジュールを一体化した光トランシーバという部品が必要になります。この部品は電気信号と光信号を相互に変換する機能があり、ネットワーク装置の小型化や高性能化に欠かせません。

光トランシーバが登場したことで、インターネットは多くの人びとにとってより身近な存在となっています。光回線を通してデータの送受信を行うためにはネットワーク装置が必要になります。以前のネットワーク装置には送信・受信モジュールが別個に組み込まれていました。これらの部品を別個に組み込むと装置が大型化してコストが高くなるだけでなく、効率的に製造することができません。

ネットワーク装置の生産効率を高め低価格化を図るには、送信・受信モジュールを一体化した光トランシーバが必要です。光トランシーバには様々なタイプの送信モジュールがありますが、TOSAはコストパフォーマンスが優れているため多くの装置に採用されています。TOSA型はCAN型や同軸型よりコストがかかるものの性能が優れており、バタフライ型と比べると性能は劣るもののコストが安いという特徴があります。性能とコストのバランスが取れているため、多くのネットワーク装置にはTOSAが使われています。